人生のポートフォリオ 〜実践:お金編〜

こんにちは、SOCIAL JAM SESSIONの山本です。
今回は「人生のポートフォリオ お金編」の実践編をお届けします。今回はINTRO SESSIONで提供しているサービスを想定した「副業のための資金確保」を事例としてご紹介します。

どのようなビジネスを作りたいか決め、必要なコストをイメージする

どちらかというと前提の話になりますが、副業でどのようなビジネスを作りたいか、漠然でも良いので書き出してみます。具体的なビジネス構造などについてはヒアリングなどで解像度を高めていきますが、そのうえで「いつまでに」「どの程度の売上や利益が欲しいのか(それはなぜか)」目標を定めます。特に「なぜその売上や利益が欲しいのか」は重要で、副業では必ずしも右肩上がりのビジネスを目指す必要のない中、妄想であまりにも高い目標を掲げても達成が難しくなります。

ビジネス構造や目標が定まれば、その実現のために必要なコストがざっくり分かります。ビジネスを始める以上、大なり小なりコストがかかります。仮に何かしらのプラットフォーム上で集客し、成果報酬的に手数料が取られる場合であれば、売上から差し引かれることになります。集客を積極的に行いたいなら、そのためのマーケティングコストもかかります。そのコストが、その方にとって許容できるものなのかを判断する必要があります。

「浪費コスト」を洗い出し「投資資金」に転換する

この考えは、「時間編」とほぼ一緒です。「浪費時間」を洗い出した際にコストもかかっているのであれば、それを丸ごと投資に置き換えられるようにします。

手元資金がどの程度余裕があるかを把握できていれば、必要なコストに対して許容できるかどうか、冷静に判断することができます。もし手元資金だけでは足りず、それでもその事業の成功を確信しているのであれば、融資や出資を募ることになります。ですが当然リスクも高まるわけで、そこまで本気の事業であるならば副業よりも本業で成功を目指すべきですし、副業の段階でスモールスタートとして取り組み、PDCAを踏まえて事業計画を立てたほうが、融資や出資の承認もされやすいのではないかと思います。

撤退基準を定める

許容できるコストとはすなわち、「失ったとしてもリカバリーできるお金」です。これは投資にも共通する考え方ですが、必ずしも事業が期待通りに成長し売上や利益を立てられるわけではありません。常に右肩上がりとはいかず、どこかのターニングポイントで急激に認知され売上が得られることもあります。逆に赤字が膨らみ続けることもありえるでしょう。

かけられる時間も同様かもしれませんが、それ以上に、「どこまでの赤字が出たらビジネスを見直すか」という撤退基準を決め、その上でベストを尽くすことを考えましょう。その方が目の前の事業に真剣になると同時に、安心して取り組むことができるようになります。

一見厳しい表現に受け取られるかもしれませんが、企業は仕組みの中で撤退基準などを定めながら経営をしています。いち会社員だと全体をみることができず気付けないことが、スモールビジネスでも俯瞰することができるのは、とても良い経験なのではないでしょうか?

より具体的にどのようにビジネスを考え計画を立てれば良いか、ご関心をお持ちいただけましたらお気軽にご相談ください。

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