不安耐性を高めるシンプルな方法

こんにちは、SOCIAL JAM SESSIONの山本です。


その方が新規事業に向いているかどうかは、不安耐性と不満耐性どちらが強いかが大きいと勝手ながら思っており、新規事業に向いているのは不安耐性が強い方(逆に不満には耐えられない、なんとかしたい方)ということになります。ただ、実は不安耐性は、考え方を少し変えてみるだけで簡単に高めることができます。

なぜ人は不安になるのか?

新規事業に限らず、人が不安になるのは「この先どうなるかわからない」「もしかしたらネガティブで大変なことが起こるのではないか」という根拠のない予感です。生物としての危機察知能力でもあります。新規事業では「正解」がないので、上手くいかないことが続くと不安が募るのはよくわかります。

ただ、そもそも実社会において、「正解」があるケースはそんなに多くはないのではないでしょうか?何を「正解」と置くか自体も人それぞれです。であれば、必要以上の不安は自分を苦しめるだけではないでしょうか?

方法1:問題の因数分解をして、不安の根源を理解する


モヤモヤや不安を感じたとき、実は自分の頭の中で「何を問題と意識しているか」が具体的になっていないことが多いです。

たとえば、「新規事業アイデアを有識者のAさんにぶつけたが、上手くいくわけがないと一蹴された、これからどうしよう」とガッカリしたとします。このとき、Aさんはアイデアのどの点に対して問題があると指摘したかを紙に書き出して分解します。その点一つひとつが、アイデアを見直して解決できるならクリア。Aさんがヒアリング対象としてミスマッチだった可能性もあります。対象を変えれば真逆のリアクションをする方もいるはずです(どちらにしろ、一意見だけに固執するのは危険です)。分解すればするほど問題の解像度が上がり、「それを解決するにはどうすれば良いか」というシンプルな問いと向き合えるようになります。

方法2:最初から成功することを期待せず、次の手を常に仕込んでおく


そもそも、自分が最初に思いついたアイデアがそのまま成立することは、ほぼありません。すべて「仮説」として捉え、確からしさを見定めるためにヒアリングやトライアルをしてみるのです。だから、仮説の一つが外れても、最初から計画の中で見込んだうえで受け止めるようにしましょう。むしろ、その仮説は違ったと気づけたことが素晴らしいです。今度は切り口を変えてみよう。別の可能性を示すプランB も仕込んでおこう。「やってみなければわからない」ことはさっさとやってみよう。

このように、次に何をすればいいかを自分の中でわかっていれば、不安も自ずと解消されていくはずです。

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