新規事業「支援」をしたくない理由

こんにちは、SOCIAL JAM SESSIONの山本です。
SOCIAL JAM SESSIONは、皆様と新規事業における「共奏」する場ですが、「共奏は支援と何が違うのか」と思われるかもしれません。説明が難しいところもあるのですが、こだわりポイントとしてお話させていただきます。

新規事業は「失敗」を学ぶことにも価値がある

新規事業は、仮説を立ててそれを確かめることを繰り返すPDCAが重要です。なので、PDCAの都度に直面する壁を、あまり「失敗」と表現したくないのですが、私にとって「支援」は「失敗」を極力回避するための助言やコンサルティングを意味します。

新規事業は、かけるコストを最小限にするためのスピードが大事です。そのスピードを加速させるための「支援」をプロフェッショナルに依頼することは、特に大企業で効果的だと思います。ですが、この「失敗」は、現場で顧客と向き合ってはじめて獲得できる知見そのものです。この知見を企画者自身が蓄積することで、精度が高く革新的なサービスの実現につながるだけでなく、PDCAが高速化します。その機会を、わざわざお金を払って手放すのはもったいないと思うのです。

新規事業は「責任」を持つから本気になれる

新規事業は、経営者でなくても意思決定を多く経験できる仕事です。その裏返しとして、経営者と同様にその意思決定の「責任」を問われる場面が多くなります。その「責任」は人生にも通じるやりがいであると同時に孤独も深めていきます。そのようなとき、有識者の声を「支援」として受け入れると肩の荷も軽くなります。

ただ、どんなに正しそうに聞こえる有識者の声も、新規事業の正解を保証するものではありません。その有識者が、あなたの新規事業や目指す未来を実現するうえで、必ずしも再現性のある経験を有しているとは限りません。一見再現性がありそうでも(仮に「過去同じようなことを企画したがうまくいかなかった」と言われたときも)、顧客ニーズや市場動向など、そのときの条件と大きく変わっていることは多いです。もちろん、受け入れるべき内容はしっかり反映するのが前提です。

何よりも、新規事業の実現に責任を持たない(そもそもその実現に共感すらしていないかもしれない)人間から、色々口だけ出されるような「支援」は・・・率直にムカつきませんか笑?新規事業は特に初期フェーズであるほど、本気でそれを実現しようと信じているチームである必要があります。つまり、互いにその実現に「責任」を持つメンバーだからこそ、企画が前進するのです。

「支援」でなく「共奏」をめざす

SOCIAL JAM SESSION、そのサービスである “INTRO SESSION” では、その新規事業をどうして実現したいのか、思いを受け止めたうえで実現のアイデアや初期仮説を確かめるためのアクションプランを、あなたと一緒につくります。それは、どうしても「支援」の側面があることも否めません。ただ、私の気持ちとして、100%同じ責任を担うことはできないかもしれないですが、あなたとともにその新規事業の実現を本気でめざすメンバーでありたいと考えています。それは気持ちだけでなく、サービスの仕組みとしても取り入れたいと画策中です。

だからこそ「共創」もとい「共奏」として、互いの強みを掛け合わせて、あなたと新規事業を実現できる関係を構築したいと願っています。

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