こんにちは、SOCIAL JAM SESSIONの山本です。
今回は、SOCIAL JAM SESSION自体も同様なのですが、中長期的な視点でセカンドビジネスに取り組む意義やメリットをご紹介します。
このような方におすすめの記事です
- 会社員で年収や福利厚生に満足しているが、「ライスワーク」となっていることを意識している
- 仕事(本業)が人生の大部分を占めている現状に、多少なりとも生きづらさを感じている
- 気持ちのどこかで副業や転職に臨みたいと思っているが、その時間がない / 家族への説明が難しい
ロングターム・セカンドビジネスとは
セカンドビジネスとは一般的に副業を意味しますが、私としては本業 / 副業で優劣をつけるつもりはなく、あくまで本業と並列となる(ただし主たる目的は異なる)ビジネスを意味します。
そのセカンドビジネスを、本業収入で賄えない分を短期で稼ごうとするのではなく、言わば「つみたて投資」のように中長期的な視点で育てていくことを、「ロングターム・セカンドビジネス」と定義しました。短期的には結果が出なかったとしても、中長期的にコツコツ続けていくことで、セカンドビジネス実現への投資を回収〜それ以上の収益や効果を得るという考え方です。
ロングターム・セカンドビジネスが成立する条件
1. 強みよりも「何をやりたいか」「何を伝えたいか」
中長期的にコツコツ取り組むためには、シンプルですが、自分が好きなビジネスであることが何よりも重要です。自分の強みの活かし方やビジネスモデルの検討など、ロジカルに考えなければいけない場面はもちろんありますが、むしろ直感的に「何をやりたいか」心の声に従ってみてください。さらに、やりたいことを「誰にどう伝えたいか」整理することで、その本気度を自分自身で確認することができます。
2. 無理なく続けられるためのリスクヘッジ
つみたて投資でも、ご自身の収入から拠出しても生活に支障がない金額を積み立ててらっしゃるかと思います。ロングターム・セカンドビジネスは、自分のお金や時間から無理なく割り当てる「自分への投資」と同義だと考えています。やりたいことを定めたうえで、まず取り組むことを最小単位で実現するためのコストを把握し、その幅を増やしていくような方針をおすすめします。さらには、「ここまでのコストをかけても上手くいかなかったときは、潔く撤退しよう」という決め事も定めておけば、自身や家族の不安を軽減できます。
3. 軸はブラすことなく、様々な切り口でチャレンジ
「最小単位で実現」という観点にもリンクするのですが、ロングターム・セカンドビジネスでは、やってみなければわからないことや、やってみて気づく場面が多々あります(この点は新規事業開発の要件にも近いですね)。一つひとつのチャレンジにかかるコストを小さくできれば、それだけ様々な切り口を多く試すことができます。
ロングターム・セカンドビジネスに取り組むメリット
1. 精神的に安定し、本業でもモチベーションを継続できる
まずは短期的でも効果が出る要素として、自分自身の意思決定領域が確保されることによる精神的な安定が挙げられます。ロングターム・セカンドビジネスが上手くいけば、本業に代わる収益源になる可能性は大いにありますが、開始当初では「本業=収益源」「ロングターム・セカンドビジネス=人生を通じてやりたいこと」と、役割が異なることでしょう。たとえ本業で結果が出ない、あるいはストレスを溜めるようなことがあっても、もう一方で楽しく取り組めることで、本業のモチベーション低下を最小限に抑えられ、そのときの気分に左右されないパフォーマンスを発揮できます(私自身の実体験です)。
これらに家族や趣味などの分類を加えて、私の中で「人生のポートフォリオ」を組むという発想を持っていますが、またの機会に説明します。
2. 転職をしなくても、自分のやりたいことに挑戦できる
仮に本業へ大きな不満を持っており、転職を検討されているような方であれば、辞める理由だけでなく次の会社で何をしたいか(できるか)と向き合う必要があります。転職を多くしている私が言っても説得力はないかもしれませんが笑、転職は準備や思考整理などパワーがかかりますし、うまく転職できたとしても別の(あるいは似たような)不満を抱くリスクがあります。
自分がやりたいと思ったことを試せれば、転職時のイメージを早期に持つことができます。実現のうえで足りない知識やスキルがあれば、その勉強も苦にならなくなります。それだけでなく、本業と並行してやりたいことができる状況になれたのならば、転職というリスクを取らなくても現職で満足のいくキャリアを積めるようになることも考えられます。
3. 家族や会社、まわりの人から応援してもらえる
一般的に、副業ができる環境でも実行できない理由として、「時間がない」「家族の賛同を得られない」が上位で取り上げられます。ですが、お金や時間の面をしっかりマネジメントし、自分のやりたいことで誰にどう貢献したいかを説明できる状態であれば、家族ブロックはおろか、逆に応援していただけるはずです。本業の会社においても、どんな状況下でもにこやかに仕事をする姿を見せられれば、さらに新しい仕事を任せたいと思ってもらえます。
さらに、そのロングターム・セカンドビジネスが独り善がりでないからこそ、その内容を知った周囲の方から応援され、ファンになっていただけるときが必ずやってきます。
ロングターム・セカンドビジネスは、人生をより豊かにする
私自身、SOCIAL JAM SESSIONを通じて先述のメリットを実感しています。特別な能力を有していなくても、実現に向けて一歩踏み出すことができれば誰でもできるのですが、近視眼的な思考や「副業かくあるべき」のような常識がそれを阻害しています。
ロングターム・セカンドビジネスは、お金を稼ぐことを蔑ろにしているのではありません。しかし、その最たる目的は、「主体的な意思決定とアクションで、周囲にも応援されながら、人生をより豊かにする」ことです。
近く、ロングターム・セカンドビジネスの実現を後押しするサービスを、株式会社クリエッセの田井さんと共奏でリリース予定です。共感いただけた、あるいはご関心のある方はお気軽にお声がけください。