自分らしい生き方をジャズから捉える

<本日のBGM:John Coltrane “Body And Soul” >
※今回から記事のテーマに合わせたBGMのリンクをご案内します。

こんにちは、SOCIAL JAM SESSIONの山本です。
「人生のポートフォリオ」が大事と言いながらも、最近は本業偏重気味でして(状況に応じて特定の何かに集中することは大事)、半ば強制的にリラックスするため、先週末ジャズライブへ行ってきました。クインテットだったのですが、うちギタリストが3名という珍しい回でして、1ヶ月前に予約して非常に楽しみにしていました。

生き方には「何が好きか」「何が強みか」が反映される

同じ曲に対しても、それぞれのギタリストがソロパートでアドリブするわけですが、三者三様、同じ音が奏でられることはありません。最初にソロを弾いた方に続く方は、前とのつながりを意識しつつも自分らしい音楽をし、さらに最後の方はまた驚きと発見のある演奏をされていました。曲ごとに、「この曲は最初に弾いた人が良かったな」「こっちの曲はこの人の演奏好きだったな」など観客側で感想はあれど、全員で素晴らしい空間を作ろうとされていることを強く感じたライブでした。

お三方いずれもトップギタリストの方々ではありますが、超絶技巧であれば人の心を動かせるのかというと、決してそうではありません。最低限のテクニックは必要ですが、そのプレイヤーにとって好きな曲、好きな弾き方、観客を魅了できるテクニックがガッチリ組み合わさった時、観客に最高の感動をもたらすことになります。

ビジネスに置き換えたとき、相手の利益になるような提案や仕事を成し遂げた時に対価を得られるわけですが、「スキル」があれば万事解決かというと、あくまで一要素にすぎません。自分が何を好きかということも同時に重要な要素です。「好きなものだと長く続けられるから」という理由もありますが、ビジネスだろうと何だろうと、自分自身が責任を持ち、こだわりを持つべきは「生き方」です。そして、自分の「生き方」をぶつけることが、結果として誰かの心を動かし、喜んでもらうことにつながるからです。

ジャズにはコーヒーとウイスキーが合うように・・・

少し話は変わりますが、ジャズと言えば「喫茶」として、コーヒーとの相性が良いです。「ジャズバー」だったらウイスキーのイメージもあり、私が好きなジャズバーでは「珈琲ハイボール」がおすすめです。ジャズもコーヒーもウイスキーも(そんなにお酒に強くはないので専らハイボールですが)、いずれも私が好きなものであり、どんな因果関係があるかは私も全然わからない(多分時間を忘れてリラックスしやすいのかな?)のですが、この組み合わせに納得感がある方は少なくないのではないでしょうか。

さらに個人的なことを言えば、私は好きなコーヒー豆(ホットとアイスそれぞれで違います)や、好きなジャズバー、ギタリスト、ウイスキー、いずれも全部把握しています。もちろん、今後それらが変化することは間違いないでしょうが、何が自分にしっくりくるのか分かっているのは、幸せなことだなと思っています。

「生き方」を振り返るときも、ライフチャートのようなもので考えるのもひとつですが、必ずしも過去に答えがあるわけではありません(要素は散りばめられていると思います)。長年生きてきた中でのこだわりや組み合わせ、「何がしっくりくるか」を、感覚的に捉えてみることを、一度ゆっくり妄想してみてはいかがでしょうか?

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