人生のポートフォリオ 〜導入:時間編〜

こんにちは、SOCIAL JAM SESSIONの山本です。
今回は、新規事業やセカンドビジネスに限らず、自分の人生を安定させるために私が心がけている「人生のポートフォリオ」について、その概要をご紹介します。

「人生のポートフォリオ」とは

ポートフォリオは、業界によって使われる意味が異なる結構珍しい言葉なのですが、ここでは投資的なポートフォリオ、つまり、リスクが高い商品から低い商品まで、資産を分散投資する際の組み合わせを指します。

全てローリスクの商品だと資産は増えにくいですし、昨今の円安傾向で知られる通り、相対的に価値が目減りすることはままあります(挑戦しないということは停滞ではなく退行だとも言えます)。逆にハイリスク一辺倒だと暴落したときのダメージが大きいです。安定した資産増加を目指すためのリスクヘッジをすることが、ポートフォリオを組む目的です。

「人生のポートフォリオ」とは、個人の人生における重要な資産、「時間」と「お金」を何にどう使うかを決めるということです。今回は「時間」についてのお話をさせていただきます。

人生は、いつどうなるかわからない

時間は、言わずもがな人それぞれ有限です。「1日24時間」という点では全ての人に平等かもしれませんが、長生きすればするほど相対的に時間の体感速度が加速します。また、楽しい時間かつまらない時間か、健康でいられた時間か病気で苦しんだ時間か、などによって、お金以上に「質」の影響がとてつもなく大きいです。

誰もが「命には限りがあり時間は大切」だということを、口では賛同します。ですが、「自分のやりたいことがわからない」「忙しくて副業をやりたくてもできない」と嘆く方は多くいらっしゃいます。

自戒を込めてシビアなことを申し上げると、暇(行動ではなく考える時間が長い)からこそ悩むのです。忙しさをやりたいことができない理由にするのは、都合の良い言い訳です。

ありきたりな言葉を強く言わせてください。自分の人生は、いつどうなるか誰にもわかりません。誰も保証してくれません。もしあなたの人生が明日終わるのだとしたら、今のあなたの時間の使い方は納得できるものですか?逆に100年先まで続くのだとしたら、今のあなたの時間の使い方は将来の自分をよりハッピーにするものですか?

暇な人も忙しい人も、時間を「どうでもいい他人」のために費やしている

あなたの寿命が仮に短いと分かっていれば、自分が何をやりたいか悩む「暇」もなく、色々やりたいと思ったことを手当たり次第やってみるのではないでしょうか?逆に寿命が長かったとして、できるだけ心身ともに楽しく健康であり続けることが理想ではないでしょうか?

では、何故できないか?それは、時間を無意識に「他人軸」で費やしているからです。他人が「こうしたほうがいい」と助言するから。「これをやれ」と指示するから。盲目的な思い込みや集団の声、契約的な縛りなどから、「他人が求める自分」を理想としてしまっているのではないでしょうか。

必ずしも「他人軸」が悪いわけではありません。仕事はお客様や仲間のために使う時間ですが、やりがいを持って取り組むことも当然可能ですし、「ライスワーク」だとしてもお金を稼ぐことは欠かせません。家族と一緒にいる時間も、翻っては自分の幸せにつながることも多いことでしょう。

「自分はいつも周りにいる5人の平均になる」という言葉があります。5人だと絞りすぎなのですが、あなたの人生にとって平均をつくる「周り」に含まれない、含みたくない他人は、本音ベースでは意外と多く存在しているのではないでしょうか?

そんな、自分にとっては「どうでもいい他人」にコントロールされている時間を可視化、できる限りその時間を自分や大切な人たちのために使うにはどうしたらいいかを設計しアクションすることが、時間における「人生のポートフォリオ」の入り口です。実践編はまた次の機会とさせていただきます。また、すぐ行動したい方はお気軽にご相談ください。

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