人生のポートフォリオ 〜実践:時間編〜

こんにちは、SOCIAL JAM SESSIONの山本です。
今回は、前回の「人生のポートフォリオ」において、どうやってやりたいことの時間を確保するかをお届けします。今回はINTRO SESSIONで提供しているサービスを想定した「副業のための時間確保」を事例としてご紹介します。

「浪費時間」を洗い出し「投資時間」に転換する

まず、ご自身における1週間の過ごし方を整理してみましょう。1日24時間×7日、何にどの程度時間をかけているか全て図示します。帯グラフでも円グラフでも、何でも構いません(INTRO SESSIONでは帯グラフで整理しています)。

そして、洗い出した時間の使い方を4事象に分類します。分類軸は、その方が何を大事にしているかによって変わるのですが、例えば私なら、「自分や大切な人のために使っている時間か、どうでもいい他人のために使っている時間か」「自分がどうしても使いたい時間か、暇をもてあますか仕方なく使っている時間か」の2軸で考えます。

この4事象に、帯グラフで洗い出した時間の使い方を、かけている時間数に応じた面積の四角として4事象に配置します。もし、「どうでもいい他人のために使っている時間×暇をもてあますか仕方なく使っている時間」=「浪費時間」、あるいはこのどちらかを含む事象にかけている時間が大きければ見直しが必要であり、「投資時間」として有効に使うことが最優先となります。例えば家から職場までの移動時間、惰性でやっているスマホゲームの時間、ストレス解消のための夜更かし、などなど。「ストレス解消のために使っている時間だからやめられない」という考えは、仮に心身の健康を蝕むのであれば賛同できず、なおさら全体の「時間のポートフォリオ」設計を見直すことです。

本業や子育てにかけている時間も、「○時以降は打ち合わせNG、繁忙期を除いて毎日○時までに仕事を終わらせる」「家事などの役割を配偶者と相談し約束する」などで調整するなどの方法があります。このとき大事なのは、その副業が会社や家族から応援されるものである、ということです(INTRO SESSIONで副業でのビジネス展開を希望される場合は、どうすればまわりから応援してもらえるかも含めたプログラムを組んでいます)。

期限を決めて「まずやってみる」ことで強制的に「投資時間」を確保する

ビジネスをつくるということは人生への「投資」と同じです。と同時に、現状では取り組んでいない以上「やらなくても問題ない」「むしろ面倒なことも多い」というのが率直なところで、仮に「投資時間」を確保できるとわかっても、取り組むまでのモチベーションが続かないこともあるでしょう。

モチベーションは、「湧いたからアクションできる」のではなく「アクションしたから湧くもの」なのです。なので、ご自身が許容できるリスクを把握したうえで、何よりも「まずやってみる」「いつまでに何をするか決めてフィードバックする」ことが最善手です。やってみればこそ、強制的に「投資時間」が確保され、想定と比べて時間がどの程度かかるかもわかります。

ご自身での管理が難しければ、SOCIAL JAM SESSION含めて第三者の目を頼るのも効果的です。

臨機応変に対応できるように「時間のバッファ」を設定する

とはいえ、時間の使い方が必ずしも当初当てはめた4事象から変わらないわけではないでしょう。ライフステージが変われば人生における優先順位も変化します。突発的にとりかからなければならないイベントが発生することもあるでしょう。「浪費」だってある意味たった一度の人生における醍醐味です。

「時間のポートフォリオ」は、全ての時間を有効に使えれば理想的かもしれませんが、ストイックすぎるとどこかで無理が生じます。ポートフォリオは定期的に見直すと同時に、緊急で何かに対応できる「時間のバッファ」を設定しておき、通常時は「投資時間」に運良く使える、場合によっては休憩や息抜きに充てても良いというルールを決めておくと、無理なく続けられるようになります。

ポートフォリオの組み方や見直しは、人によって千差万別ですので、もしご興味がありましたらいつでもお気軽にご相談ください。

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