＜本日のBGM：BLUE GIANT “MOMENTUM” ＞
こんにちは、SOCIAL JAM SESSIONの山本です。
ここ最近、私のリスキリングは専らジャズギターです(新卒の会社で、自己啓発の書籍購入支援があるのを知って『宇宙兄弟』全巻購入し、当時の上司を呆れさせたのを思い出しました笑)。
指板上でも覚えることはとても多いですし、色んな音の組み合わせを試したり弾けるようにしたり、自分の好きな曲やプレイヤーをサブスクで絶えず探しながら、それを実際弾けるかトライしてみたり。なかなか上手くいかないことが多いですが、それでもただ音を出すだけでも楽しいですし、自分の中で「あ、ジャズってこう弾くんだ」と小さな気づきを得る度に、世界が広がることを実感しています。
「好き」を仕事にするのは難しいと言われるけれど
リスキリングの件は、私がプロのジャズギタリストを目指すというわけではないのですが、以前から「新規事業とジャズは似ている」と申し上げているように、アイデアの組み合わせやアドリブなどがそのまま新規事業にも応用できると考えているからです。ただ、「新規事業に応用できるから」ではなく、単純に「好きだから」「楽しいから」やっていることには変わりありません。
しばしば、「好き」を仕事にするのは難しいと言われます。それは、仕事は「誰にどのような便益を与えられるか」で対価を得られるわけであり、自分がその仕事や作業を「好き」かどうかには因果関係がないから、ということが含まれていると思います。世界屈指のエンターテイナーでもない限り、自分が「好き」なことをしているのを顧客が見ているだけでハッピーになるようなことは難しいというわけです。
ただ、「好きこそ物の上手なれ」ということわざの通りで、好きだからこそ上達するように勉強し、練習し、体現したくなるわけです。好きであれば何もしなくてもできるようになるというわけではありません。また、自分の「好き」を認識するために、食わず嫌い含めて様々な経験をトライするという時間も必要です。そのための「投資」はしなければいけないものの、結果として誰かの便益を満たせる仕事に昇華することは、難しくないどころか必然だと考えています。
自分の「好き」が認知されれば、まわりから頼られるようになる
私は新規事業をキャリアの軸にしていますが、幅広く業界を経験している中で、実は観光というテーマが一番好きです。記事執筆現在の本業では、また違うテーマを企画提案し実現に向けて取り組んでいますが、実は観光テーマについてもセカンドプランとしてこっそり提案準備を進めていました。
また、違う部署に異動となった同僚が観光に関連するテーマを扱うこととなり、私の観光テーマへの意向や実績を把握しているその同僚は、社内チャットで私の過去の経験や取り組みについて都度質問を送ってくれます。そのチャットへ回答すること自体が、私にとって内心とても嬉しく、おそらく表情を隠しきれずにほくそ笑みながらキーボードを叩いています笑。
「好き」が仕事になるかは、実績を周囲に伝えられるのが最もわかりやすいでしょうが、膨大な情報量を有していることを共有できるだけでも十分だと思っています。まわりの方はその事実に驚き、いざ誰かに頼りたくなったとき、あるいは誰かに何かしらの情報を提供しようと思ったとき、一番にあなたが想起されるようになります。
「好き」は今成果に繋がらなくても良いから発信すべし、ただし・・・
私が観光というテーマについて情熱を有していたり、プライベートでジャズギターを練習していることは、私の上司や同僚にいつも伝えており把握されています。ジャズギターを直接的に仕事へ活かすつもりもないですし、そもそも初心者なので、それを他人に伝えたところで今すぐ何かが変わるわけではありません。ですが、それでも「その人が何を好きか」ということは、その人をその人たらしめる重要なファクターなのです。
初心者かどうかは関係なく、ビジネスの場面かどうかすらも問わず、「自分が何を好きか」を発信し周囲に認知されることは、あなたにポジティブな効果しかもたらさないと断言します。
ただし、当たり前なのですが、この「好き」の本気度が高ければ高いほど効果は最大化します。「あ、この人は本当にこれが好きなんだな」と周囲に自然と感じ取ってもらえるほどの熱量が、やはり重要になります。何より、その「好き」に確信が持てるかどうかを一番気にするのは自分自身であったりします。
その確信について、コーチングなどで整理すること自体は有用なのですが、結局は自分でトライアンドエラーのアクションをし、腹落ちすることでしか得られないと思っています。SOCIAL JAM SESSIONでは、スモールスタートでのビジネス開始や副業でその実現を伴奏しています。もしお力になれそうだと感じていただけましたら、お気軽にご連絡ください。
